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before starting work

仕事を始める前に

仕事をするときは、あとで無用なトラブルを防止するため、工賃・支払期日などの条件をはっきりさせておくことが必要です。

内職では、家内労働法により工賃の最低額、安全及び衛生その他家内労働者に関する必要な事項と家内労働手帳を交付することなどが定められています。
在宅ワークでは、在宅ワークの発注者が在宅ワーカーと契約を締結する際に守るべき最低限のルールとして在宅ワークの適正な実施のためのガイドラインが策定されています。

また、在宅ワークの基礎知識やノウハウが理解できるよう作成された在宅ワークハンドブックも参考にして下さい。

就業労働時間は?
厚生労働省の平成23年度家内労働調査結果によると、平均就業労働時間は、1日あたり約5.4時間で、平均就業日数は、1ヶ月あたり約18日となっています。
在宅ワークの就業労働時間は、平均8〜12時間と言われています。一方で、派遣社員として働きながら空いた時間を使って在宅ワーカーとして仕事をしている人もいます。
工賃・報酬額は?

以下の表に作業別にまとめてありますので、参考にして下さい。

内職の作業別平均月額工賃表
作業内容 作業時間(1日あたり) 月額工賃(就業日数:20日)
初心者 熟練者
贈答品のセット 6時間 \10,000 \12,000
DM封入 6時間 \10,000 \23,000
テープ貼り 5時間 \15,000 \28,000
服飾小物加工 5時間 \20,000 \55,000
箱折 5時間 \10,000 \35,000
日用雑貨の組立 5時間 \11,000 \40,000
電気製品の組立 4時間 \10,000 \35,000
衣類縫製 5時間 \35,000 \60,000
刺繍・手編み 5時間 \40,000 \60,000
(社福)大阪府家内労働センター 平成17年度大阪府認定内職あっせん所アンケート調査より
仕事の探し方は?

内職の探し方・募集方法は、知人などから、内職を紹介してもらうのが一般的です。内職は、集配を伴うものが多く、業者は近隣で内職者を探しています。また、内職は高価な器材の貸し出しや、単価の高い商品を各家庭に預けることもあるために、業者と内職者の間での信頼関係が重要となります。
また、新聞の折込広告・工場の前の張り紙などで内職を募集していることがあります。応募の際の注意点として、高額な登録料や講習料などを要求する業者には、十分注意する必要があります。
在宅ワーク(テレワーク)は、その多くがメールなどを利用した取引となるため、インターネット上で募集していることが多いです。インターネット上で、在宅ワーカーを支援しているサイトに登録して、そのサイトから仕事を提供してもらうなどの方法が考えられます。しかし、高額な登録料や講習料を要求する業者も存在しますので、十分気をつける必要があります。

在宅就業者の募集ルート・手段 ( 複数回答 )
1位 家内労働者を介する(25.5%)
2位 従業員を介する(13.4%)
3位 チラシ貼り紙(12.0%)
4位 公共機関を介する(6.2%)
5位 新聞雑誌(4.6%)
6位 同業者を介する(4.0%)
7位 代理人が勧誘する(0.7%)
*厚生労働省「平成23年度家内労働等実態調査結果」より
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